今目の前にある現実?
これからまた暑い夏に向かいW124にとって過酷な季節に突入します。『少し渋滞になるとダブルファンが動き始める水温100℃越えにすぐなってしまうんです』といったお話をオーナー様からよくお聞きします。エンジンの冷却とオートマオイルの冷却をこの容量のラジエーターで面倒を見ているわけでして、、。クーラーのコンデンサーからの熱エネルギーやこのところの酷暑も加わるわけです。
過酷ですよね、ファンクラッチの寿命が近づくと前述の症状は顕著に表れ、エンジン音がやたらやかましくなる症状も出てまいります。
ファンクラッチの新品を寿命と共に定期交換するのが良いのか(安価なものではありません)、それとも電動ファン化(近代化)するのが良いのか。高温を感じ取ったファンクラッチの作用でかなり馬力損失が多くなる事を考えると機械式ファンから電動ファンへの変更は選択肢の1つではと考えるのです。
今ある現実(平均気温の上昇)を前にこれからどうしてゆくのか?
水温計とにらめっこのヒヤヒヤするツーリングなんて快適といえるのか?
と思うわけです。
しかしW124のオーナー様の中にはオリジナルの構造を維持することを大事にされている方も多くおられます。
機械式ファンの馬力損失が無くなり、負担の減った車両で試験走行をすると『おっ、いいんじゃーないの』と、まだまだW124という自動車が近年の車と比べても遜色なく走るじゃないののと思うわけでなのです。
あっ、このラジエーターですが実は純正と違い3層(3-Row)なのです。現在検証作業中の品物です。
僕の車両は5MTなので再度のオイルクーラーは未使用となっています。