W124 メータークラスター がびかびの巻
弊社のデモ車両も購入が1995年3月ですので既にもうすぐ29年です。定番の白いカビは軽傷でしたので気にはなっておりましたがここ数年放置してまいりました。
しかし徐々に症状がひどくなりつつありメーター類の表示板に被害が及んでしまうケースがあるため早目の処置としてリペアに踏み切りました、『インターポールが重い腰上げたな、、』的な。。
前面のアクリルを取り外して中を水で洗浄し乾燥させて見てみますとなかなかの猛威ぶりです。
おっと、この白さで運転をしていたわけではありませんので、、お間違いのないように。。
カビ取り剤で処理することも可能ですがその後再発するケースが散見され出してきました都合で
ここはやはり塗装してしまうしか選択肢は無いようです。何回もやりたくないです、このような作業は、、。
漆黒の艶消しブラックで塗装をしてみました。この塗料、評価高いです!!
ここまでにするのにかなりの手間暇がかかります。
アルミ製のリングを設置します、樹脂製の安価な大陸製がありますが使用するとメーター表示板表面が削れてしまいます。取り外して使用した場合削れが目立ちますので後戻りができません。気を付けましょう!! このリングですとそのような問題は起きません。かなり高価ですが弊社のデモ車両ですから遊び心満載で進めていきます。
メーター表示盤照明のアクリルが入るところです、全てアルミシールを施工してリフレクターとします。右のアクリルは仮付けです、若干変色部分が見受けられます。ワット数の違う照明用バルブを使用すると起きる『定番の失敗』として有名です。光の通過する部分は全て施工します。
各メーター類を設置、回した感触がおかしかった照明用可変抵抗ユニットも接点など清掃し取り付け。
車両が5MTですのでシフトポイント限界表示も4本線まであります。
ほぼほぼ完成でしょうか、、。
実際に車両に設置した状態とは違って観賞用の製品に見えなくもありません。この後、折角奇麗に完成したこのユニットを傷を付けることなく注意深く車両に取り付けをしていきます。
アクリルカバーも研磨しましたので仕上がりは上々です。(結構大変なんです、コレ)
メータークラスターが経年変化を起こしている車両は結構多いです、参考にしてください。
ここまで手間&暇&金をかけますと、トテモじゃないですが採算が合いません。
お問い合わせをいただいた皆様には申し訳ございません。あくまでも自己満足の世界です。
なんせ中央のスピードメーターには自社のネームとシャシーナンバーまで入れる気合です。
カビの生えるメータークラスターはハズレであるとのネット上の情報を信じてはいませんでしたが、いざ現実となって目前に現れると『ああ、わたしもか、、』と病を宣告されたような気分になりました。
そりゃ30年近くも経過している車両です、樹脂部分なんてこんなものでしょう。
皆様のお車はいかがですか?
ああっ、決して自分でこんなことやってやろうとか思わないでください。貴重なメータークラスターを破壊して後の祭りとなります。
ご覧いただきありがとうございました。 M.E.TECH
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