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節約という名の浪費!

 W124や S124で有名な修理の一つにエバポレーターの交換があります。

『エアコンをONにすると変なにおいがするんです)、、、点検して確定すると『ついに来ましたか』と受け答えするしかありません。

 

ダッシュボードとエバポケースを取り外しての交換となりますので大変大掛かりな修理となってしまい工賃は目が飛び出るほどになります。しかし問題はそれだけではありません、




 この作業を行うに当たり、樹脂パーツなど経年変化で折れやすいものの取り外しは絶対に破損しないなどと確約ができませんし、もし破損した場合は供給があれば新品調達となりどんどん修理費がかさみます。


 またカーナビやETC、ドラレコなど追加された配線などが邪魔をするケースも多く、素人感満載の配線仕事の尻拭きなどをやる羽目になり(危険な配線は見ちゃうと放置できない性分です)よって気分↓っていうことが多いです。


 やってほしいというのは簡単ですがもう20年以上時間が経過しているオールドカーです、何が起こるかわからない爆弾なようなもので、丁寧にご説明はさせていただきますが完全に元に戻らないケースがあり、できればやりたくない修理(気持ち的にはというお話です、好き嫌いはいけないのですが、、)なのです。


 ただ、この修理するにあたって自分の車両であればデッドニングを施したり、エアコンダクトを水で丸洗いできたり、隙間に入り込んだホコリを大掃除出来たりと気持ちの良いことやより良いものにするために楽しみながら時間をタップリかけてできるという良いところもあるわけです。




 二度とダッシュボードは取り外ししたくない、だからできる限りのことを今やっておこうっていう気持ちになるわけで、、。実際に作業をするものはこういったことが理解できているのですが、お客様はそういうわけにはまいりません、『できるだけお金がかからないようにお願いします』なんて、、、こういうオーナー様に限って修理後数か月たってから『エアコンのフラップが動かなくなりました』なんてことになるわけです。


 修理でこの部分に手を入れたが故に後発で周辺が壊れることはよくあることです、俗に『モグラたたき』状態と言ったりしますが、、、。


 この修理をするときに予防保全として交換しておいたほうがいいですよ、バキュームエレメントを!と事前にご説明させていただいたのにも関わらずこうなるわけです、、、。



 


一度設置してしまうと画像に見える2つのバキュームエレメントはもう交換ができません、よって寿命を迎えた子のパーツを交換するにはもう一度ダッシュボードとこのエバポケース脱着という高額工賃を支払う羽目になります。


 このバキュームエレメントはすでに供給終了品で入手ができないものですが当社にはまだ在庫があります


 場所が場所だけに、できるときにお金をかけてでも予防の交換措置を取っておく!


 お世話になっている専門業者のこういったアドバイスに素直に耳を傾けていただきたいと思う次第です。


 ちなみにこのお話に出てくるお車のエバポケースは取り外して分解したときにフラップ稼働用の樹脂パーツが折れており、右側の後席足元へのエアーだけ流れない状態になっていました。部品がないので独自で修理しましたがこういったケースは工賃をいただかない事がほとんどなのです。


             手数がかかるしリスクも高い、工賃もスゴイ、

      まずはこういった大規模修理が皆様の車両に訪れないことを祈っています!デス!  




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